みなさま、早いもので今年度ももうすぐ終了ですね🍀
来年度は新たな動物看護師が2名加わり、診療体制のさらなる充実を図ってまいります。
スタッフ一同、日々学びを重ねながら、少しでも
「来てよかった」
「安心した」
と感じていただける病院を目指して努力していく所存です。
これからも、大切なご家族である動物たちの健康管理に誠心誠意努めてまいりますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、それでは今回の症例を紹介したいと思います😊
膀胱結石とは?
おしっこの中にあるミネラル成分(リンやカルシウム、マグネシウムなど)が、膀胱の中で結晶になり、それが集まって石のように固まってしまったものを指します。
代表的なものに
●ストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)
●シュウ酸カルシウム
などがあります🐾
膀胱結石の症状
石が膀胱の粘膜を刺激することで、以下のような症状が現れます。
●何度もトイレに行く(頻尿)
●おしっこに血が混じる(血尿)
●おしっこの時に痛そうに鳴く
●トイレ以外で粗相をしてしまう
特に男の子は尿道が細いため、石が詰まっておしっこが全く出なくなる「尿道閉塞」を起こしやすいです。
尿道閉塞は命に関わることもある危険な状態のため、注意が必要です⚡
治療と摘出手術について
結石には「食事で溶かせるタイプ」と「食事では溶けないタイプ(シュウ酸カルシウム結石など)」があります。そのため、食事で溶かせるタイプの石で軽症例の場合は食事療法が選択されます。
しかし食事で溶けないほど大きかったり、尿道に詰まるリスクが高い場合は、外科手術による摘出が必要になります。
今回は膀胱結石による尿道閉塞を何度も繰り返していた猫ちゃんに対し、膀胱切開での摘出を行いました。
症例(5才:去勢♂:マンチカン)
手術は全身麻酔をかけて行います。
慎重にお腹をひらいて、膀胱にアプローチします。

膀胱も優しく切開し、慎重に結石を探します。

白矢印部に結石が見えます。
結石をそっと取り出し、膀胱とお腹を閉じて終了です。

術後は5日間入院し、体調や排尿の様子をモニタリングしました。
経過は良好で、自力排泄にも問題がなかったため無事退院しました✨
今では食事療法のみ継続し、頻繁に尿道閉塞を起こすことなく過ごせているようです😊
まとめ
今回は膀胱切開の症例についてお伝えしました🍀
膀胱結石が尿道に詰まるとおしっこがでなくなり、腎障害や尿毒症など命に関わるケースも少なくありません😥
そのため定期的な健康診断での尿検査やエコー検査を行い、病気の早期発見・早期治療が肝心です!
また、結石があるのは分かっているけど手術をすべきか迷っている・・・実際のリスクが不安・・・などのご相談にも随時ご対応しています😊
お気軽に病院までお問い合わせください🐾
