みなさんこんにちは🍀
繁忙期が続き、更新が滞っておりました💦
ご来院いただいた皆様にはお待たせしてしまうこともありましたが、ご理解とご協力をいただき大変感謝しております。
これからもよつばアニマルクリニックをよろしくお願いいたします😊

さて、ニュースなどでも取り上げられているSFTS。
茨城県内でもわんちゃんねこちゃんの感染が報告され、飼い主様からのお問い合わせも多くいただいております😥
実際、感染動物の死亡例も多数あり、特に猫の死亡率は60%といわれています。
また感染動物から人間にもうつる人獣共通感染症であり、人の死亡率は10~30%といわれています。
動物と暮らしている身としては非常に心配ですよね💦
そこで今回はSFTSの基本的な情報と、予防方法についてお話ししたいと思います👀
🐾SFTSの病現体
フェヌイウイルス科バンダウイルス属
SFTS (Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome : SFTS)ウイルス
🐾感染経路
ウイルスを保有するマダニに噛まれることで感染します。
特にフタトゲチマダニやキチマダニが問題となっています。
それ以外に感染動物の血液や体液と接触することでも感染します。
🐾症状 (犬・猫の場合)
1~2週間の潜伏期間を経た後に
■発熱
■元気消失
■白血球・血小板の減少
■黄疸
■肝酵素(GOT,GPTなど)の上昇
■出血傾向
などの症状があらわれます。
🐾治療法
残念ながら動物における確立された治療法はまだありません。そのため対症療法が中心となります。
具体的には、二次感染を防ぐための抗生剤の投与や、循環確保のための点滴、その他症状に応じて吐き気止めや止血剤を使います。
🐾予防法
前述のとおりSFTSには確立した治療法がなく、発症した際の死亡率も高いです。
そのため、感染を未然に防ぐことが重要です!
具体的にはダニに噛まれない、予防を徹底することです⚠️⚠️
お外へでるわんちゃんやねこちゃんは、しっかりとノミダニの予防を行いましょう!
特に猫は完全室内飼育を心がけ、極力外には出さないことがベストです。
ただ、うっかり脱走してしまったり、人の衣服についたダニが室内に持ち込まれてしまったりするケースもあります。
そのためノミダニの予防薬を習慣化することが重要です💪
(ノミダニ予防についてはこちらの記事もご参照ください:【コラム】ノミダニ予防、始めてますか?|お家に広がると大変なことに・・・)
当院にご用意があるノミダニのお薬には以下のようなものがあります🍀

お家の子の嗜好性に合わせて選びましょう♪

どのような薬を選べば良いかわからない・・・
外に出てしまったので、SFTSが心配・・
などなど、ご不安な点がございましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください😊
まだまだ暑さの厳しい季節が続きますが、
人も動物も熱中症や体調管理に気を付けながら乗り越えていきましょう✨
SFTSの情報についてはこちらも参考になりますので、
是非ご参照ください🍀
😺厚生労働省 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
😺国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/sa/sfts/index.html